【2017年10月】錦秋名古屋顔見世と片岡愛之助さんのトークショー【名古屋におでかけ①】

毎年夏頃、中日新聞の朝刊に「歌舞伎の世界への誘い」の広告が載ります。
名古屋顔見世の開演前に歌舞伎役者さんのトークショーが聞けるというイベントで、一等席観覧券にお弁当が付きます。申し込みは往復はがきで、先着350名です。
今年は片岡愛之助さんのトークショーでした。
午後からは雨予報でしたが、せっかくなので着物で出かけました。
第1部は自由席なので、私が劇場に着いたときには開場待ちの行列ができてました。

↓まねきが上がっています。
まねき

第1部「歌舞伎の世界への誘い」

MCの平野裕加里さんと片岡愛之助さんのトークショーです。
お二人は舞台の上で椅子に座っています。
愛之助さんは「舞台に素顔で出るのは恥ずかしい」とおっしゃってました。
この劇場(日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール)の花道は歌舞伎座折長いそうです。
今回のお芝居について、愛之助さんから見どころなどを紹介していただきました。

恋女房染分手綱 重の井

重の井(立女形の役)をなさる役者さんが少ないのであまり上演されないのを、「名古屋でぜひ」ということで魁春さんが演じられるそうです。
三吉はとてもいい役で、子役の頃やりたかったけど、「大きくなったからできないね」と言われて残念だったと話してました。

番町皿屋敷

愛之助さんが演じる放駒四郎兵衛は、本来なら梅玉さんと同格の役者さんが演じるのですが、若手を育てるということで抜擢されたのだとか。本来ならお菊は魁春さんなのでしょうが、こちらも若手の壱太郎さんが抜擢されています。
「先輩と同じ舞台に立つのは勉強になるので、芸を盗みたい」と話してました。
平野さんが「男性の方が一途なんでしょうか?」と聞いてましたが、これは失言だと思います(笑)。

蜘蛛絲梓弦

5役早替わりで、A地点で衣装を全部脱がされ、B地点までダッシュして、B地点で衣装を着せてもらう(愛之助さんは立っているだけ)のだそうです。F1のピット作業みたいなのだとか。
つい最近のハプニングとして、「以前同じお芝居をした時と退場する方向が逆なのに、なぜかふっと以前の記憶がよみがえって逆方向に退場しようとしてしまった」と話していました。途中で気付いて正しい退場口に向かったそうですが、そのまま間違えた方に引っ込んでいたら、次の登場に間に合わないところだったとか。舞台上の松江さんと亀鶴さんもビックリしていたそうです。

 

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春重四海波

松竹新喜劇を歌舞伎に書き直して、永楽館で上演したものを名古屋に持ってきたそうです。
愛之助さんは20歳、45歳、70歳を演じて、今の70歳は元気だけど、昔の70歳だからおじいちゃんなのだとか。
来月の永楽館歌舞伎は10周年ですね。月日の流れは速いです。

恋飛脚大和往来 新口村

このお話の前に「封印切」というお芝居があるのですが、そのあらすじの説明をしていただきました。
忠兵衛は“金と力はなかりけり”を地で行く色男で、「お金がないのになぜかモテます。お金がないのにモテるというのはあまり聞かない」と話してました。
公金横領で死刑になるところを梅川と2人で逃げているのに、おそろいのとても綺麗な衣装を着ています。

連獅子

毛振りは親獅子(愛之助さん)が足をトンッとすると終わりで、「今回は限界まで回します」とおっしゃってました。

他にもいろいろお話してくださいました。
最後に抽選会がありましたが、私は残念ながら当たりませんでした。

第1部の後でお弁当を受け取り、第2部の座席に移動します。
お手洗いの列がすごく長かったですが、個室が多くて回転は速かったです。

続きます。

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【2017年9月】松尾へ移動して、神社仏閣巡り(御朱印紹介)【京都嵐山・松尾日帰り旅②】

「嵐山琥珀堂」でランチ

台風のために旅行の予定をキャンセルしたNさんと待ち合わせて、「嵐山琥珀堂」さんでランチです。
「嵐山琥珀堂」でランチ

フォアグラハンバーグステーキのセットを注文しました。美味しかったです。
「嵐山琥珀堂」でランチ

昼食後、阪急嵐山線の嵐山駅に向かいます。
ここで、私とNさんの嵐山に対する認識がずれていたことが判明します。
私は今まで、JRで嵐山までやってきて、大覚寺方面の観光しかしていません。
そのため、「嵐山は野宮神社付近以外はそれほど混んでいない」と思っていました。
ところが、Nさんは阪急で嵐山に来て渡月橋あたりを歩くので、「嵐山はいつ行っても混んでいる」と思っていたそうです。今回、初めて渡月橋あたりを歩いて、お店の多さと人の多さに驚きました。(Nさん曰はく「台風だから、今日は空いてる」)

渡月橋

嵐山線に乗って、松尾駅に移動しました。

松尾大社

まずは松尾大社にお参りです。(残念ながら、楼門と本殿は修復中でした。)
お酒の神様ということで、なんだか親近感がわきます。
松尾大社

境内は広いです。いたるところに亀の像があります。
撫で亀さんを撫でたり、双鯉さんを撫でたり、重軽の石を持ち上げてみたりしました。

松尾大社

庭園も拝観しました。
霊亀の滝が厳かな感じでよかったです。

↓御朱印です。
松尾大社の御朱印

月読神社

松尾大社から少し離れたところに鎮座している摂社です。
台風のせいか人気はなく、神さびた雰囲気でした。
月読神社

↓御朱印です。
月読神社の御朱印

華厳寺(鈴虫寺)

石段にずらりと人が並んでいて驚きました。
下調べせずに行ったため、説法が有名だということを全く知りませんでした。
せっかく来たのだからと待つこと30分ほど、ようやく列が動き出します。
華厳寺(鈴虫寺)

入場したらまず御朱印帳を預けます。
お部屋ではガラスケースに入った鈴虫が鳴いており、テーブルの上にはお茶とお菓子が置かれていました。
お茶とお菓子をいただいて、お坊さんの説法を拝聴します。

これがすごく面白い!
「説法」という言葉からイメージされる堅苦しさは全くなく、落語みたいにオチまでついていて、それでいて日頃の行いを顧みさせるようなありがたいお話でした。特に、「和顔愛語」を心がけたいと思いました。

このお寺は幸福地蔵菩薩様が有名だそうです。
このお地蔵さまはわらじを履いていて、お参りした人の願いを一つだけかなえに来てくれるのだとか。
説法中にお祈りの仕方を説明していただけるので、帰りにお守りを購入してお願いをするという流れになります。

↓御朱印です。
華厳寺(鈴虫寺)の御朱印

 

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梅宮大社

松尾駅方面に歩いて戻り、梅宮大社にお参りします。
お酒の神様が祀られています。御神酒の購入もできます。
梅宮大社

境内には猫が3匹いました。
写真を撮っていたら、デジカメのストラップにじゃれてきました。可愛い。
でも、カメラ目線はくれません。
梅宮大社の猫

↓御朱印です。
梅宮大社の御朱印

↓梅宮大社と松尾大社が紹介されています。

バスに乗って京都駅に向かい、Nさんとお別れです。
一人歩きもいいですが、二人で回るとより楽しいですね。

京都駅でお土産に「京ばあむ」を買いました。
次回はどこを回ろうかと、今から考えています。
京ばあむ

↓前回の嵐山神社仏閣巡りの記事はこちらです。↓

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【2017年9月】「時代や」で額田王?に変身&闕腋の袍で初めての男装【京都嵐山・松尾日帰り旅①】

毎月恒例になりつつある「時代や」さんでの時代扮装です。

今回は、9月のキャンペーンの「天平美人」と期間限定の「闕腋の袍(けってきのほう)」の扮装をしてきました。
「次は斎王代の扮装をしたい」と思っていたのですが、闕腋の袍と巻纓(けんえい)の冠の物珍しさに惹かれて、初めての男装にチャレンジです。額田王の扮装もしてみたいと思っていたので、「天平美人」も合わせて予約しました。(“美人”じゃないのに美人の扮装とはこれいかに…)

闕腋の袍は武官の衣装で、今回着せていただいたものはとても綺麗な縹色(はなだいろ)なのですが、これは位の高い人がまとう色ではないみたいです。(殿上人ではなさそう。)
無知な私は、色のイメージだけで「(源氏物語の)頭中将っぽい」と思ってしまい、事前にメールで横笛と藤の花と紅葉(これは「天平美人」用)を小道具に使いたいとリクエストしました。

当日はあいにくの雨(というか、台風直前)でした。
いつものように、用紙に記入してから、衣装の組み合わせと希望のポーズを伝えます。
「闕腋の袍」は4カットの撮影付き「天平美人」は1カットなのでオプションで2カット追加しました。

 

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闕腋の袍で初めての男装

最初は闕腋の袍の扮装です。
今回は男性の衣装なので、白塗りではなく、肌色のドーランを塗ります。(男性でも、光源氏の扮装なら白塗りもアリかなぁと思います。)
ドーランのカバー力ってすごいですね~。コンシーラーやリキッドファンデーション以上だと思いました。

メイクの後は衣装を着せてもらいます。
青い衣装をスポッと被るだけかと思ったら、白、橙、紫、白、黒(袖なし)と次々衣装を着せてもらい、ようやく最後に青い衣装をまといます。男性2名と女性2名の4人がかりで着せてもらいました。
私は着せ替え人形みたいに立っているだけですが、衣装が完成形に近づいていく過程を見ているのが楽しいです。

闕腋の袍で初めての男装

衣装はとても綺麗なのですが、私が着ると野暮ったい…
細長い顔、切れ長の目、シュッとした体形でないと、男装は似合わないなぁと思いました。
「頭中将っぽい」というのは全くの勘違いでしたが、藤の花は衣装の色に合っていたと思います。藤の花を小道具にする時だけ、冠の菊の飾りを外してもらいました。(季節感が合わないので。)
横笛を小道具にする時は片脱ぎをして撮ってもらいました。

額田王?に変身

いったん、化粧を落として、次は「天平美人」のメイクをしてもらいます。
白塗りに蛾眉(がび)、花鈿(かでん)、よう鈿(ようでん)もしてます。
額田王をイメージしていたのですが、天平だと時代が少し違うかな。
先ほどとはガラッとメイクが変わるので楽しいです。
花魁のメイクとも全然違っていて、写真を見比べると面白いです。

額田王?に変身

今回も楽しかった~。
次こそは斎王代を…と思ってますが、気が変わるかもしれません。
写真とデータは後日郵送してもらいました。

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↓前回の時代扮装体験記事はこちらです。↓

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