【2016年10月】続々・クラブツーリズムのバスツアー(奥びわ湖の美仏10選)【滋賀バスツアー③】

正妙寺・日枝神社

日枝神社の石段を上り、さらに山道を上っていくと小さなお堂があります。
御本尊は十一面千手千足観音です。
十一面観音、千手観音はよく聞きますが、それが2つ合わさった上に千の足もついているという非常に珍しい(日本で唯一の?)仏様です。お顔は観音様というよりお不動様に近いように思います。
小さな仏様ですが、インパクトがすごいです。お写真が販売されていたので、購入しました。
正妙寺・日枝神社

↓御朱印です。まさにこのようなお姿の仏様でした。
正妙寺の御朱印

※こちらの観音様は2017年2月から西野薬師堂の旧堂に移転されたとのことです。

赤後寺・日吉神社

日吉神社の石段を登った先に赤後寺があります。
重要文化財の2体の観音様(聖観音立像・千手観音立像)が安置されています。
どちらも手首から先がなく、お顔にも傷を負った痛々しいお姿です。
戦国時代の戦乱の中、村人たちは仏様を地面に埋めたり、川に沈めたりして、焼き打ちなどからお守りしてきたそうです。それぞれのお写真が販売されていたので、両方とも購入しました。
赤後寺・日吉神社

↓御朱印です。
赤後寺の御朱印

今まで参拝したお寺は近くに固まっていましたが、最後のお寺は少し離れたところにありました。

大浦十一面腹帯観音堂

境内に公園がありました。
御本尊は十一面腹帯観音菩薩です。伝教大師最澄が栢の木を一刀彫にして完成させたと伝わっているそうです。
一週間観音様のお腹に巻いて安産祈願した腹帯を巻くと、安産にご利益があるのだとか。(皇后陛下に献上されたそうですよ。)
頻繁に腹帯を巻いているため、文化財?として登録できないというようなことを伺いまいた。
住職さんが「お若いのに(お参りに来て)偉いですね」とおっしゃったのですが、決して若くないです…(ツアー参加者の中では若い部類になるかもしれません。)
こちらでは絵葉書を購入しました。
大浦十一面腹帯観音堂

↓御朱印です。
大浦十一面腹帯観音堂の御朱印

 

[スポンサードリンク]

琵琶湖

湖を眺めてほっと一息です。心が落ち着くような景色です。
この日回ったお寺を思い出してみると、神社と一緒になっているところが少なくないです。このように神仏習合であるのが自然な形だったのでしょうね。
神仏分離・廃仏毀釈を推し進めた明治政府は余計なことをしてくれたものだと思います。
琵琶湖

バスツアーを終えて

自分ではなかなか行けないお寺に連れていってもらえるのは、ありがたいと思いました。
その反面、お寺の近くまでバスで運んでもらえるので、「たどり着いた!」という達成感はないです。また、普段は落ち着いているであろうこじんまりとしたお寺でも、拝観するのに行列に並ばなくてはいけません。
次回参加するのであれば、1日にたくさんのお寺を巡るツアーではなく、数カ所をゆっくりとまわるツアーにしようと思います。
もっとも、私はまだ自分の足で歩けるのでそう思うのかもしれませんね。年を取って歩くのが困難になったら、こういうツアーのありがたみがもっと身に染みてわかるようになるかもしれません。

ツアーで配られた地図(今回のルートが記されています)を改めて見ると、回っていない神社仏閣がたくさん載っています。宿をとってゆっくり回るのが理想ですね。

にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村

にほんブログ村 コレクションブログ 御朱印へ
にほんブログ村

[スポンサードリンク]

【2016年10月】続・クラブツーリズムのバスツアー(奥びわ湖の美仏10選)【滋賀バスツアー②】

午前中に二ヵ寺に参拝し、午後は八ヵ寺に参拝します。結構なハードスケジュールです。
バスに座って一息ついたと思ったら、すぐに次のお寺に到着するという感じでした。
高月の「観音の里 ふるさとまつり」の期間だったので、普段は拝観するために事前予約が必要なお寺も開いていたみたいです。
そのため、小さなお寺にもたくさんの参拝客が来てにぎわっていました。

尾山釈迦堂(安楽寺)・白山神社

白山神社の境内に、木々に囲まれてひっそりとたたずんでいるお堂です。
お堂には釈迦如来座像と大日如来座像が祀られています。
尾山釈迦堂(安楽寺)・白山神社

↓御朱印です。
尾山釈迦堂(安楽寺)の御朱印

円満寺・井口日吉神社

円満寺はもと井口日吉神社の神宮寺です。日吉神社の鳥居をくぐると、お堂と神社があります。
ご本尊の阿弥陀如来立像、十一面観音立像と地蔵菩薩坐像が祀られています。
手元にあるツアーの資料には「日吉山王二十一社本地仏」の十一面観音坐像の写真が載っているのですが、拝観したかどうか記憶が曖昧で(←罰当たりな…)、十一面観音坐像は「高月観音の里歴史民俗資料館」に展示されているらしいのです。この時だけお堂に戻っていらしたのか、資料が間違えていたのか、どちらかだと思います。
井口日吉神社

↓御朱印です。
円満寺の御朱印

理覚院

円満寺のすぐ近くのお寺です。
ツアーのコースには入っていなかったのですが、近かったからか、立ち寄ってくれました。
御本尊は聖観音立像です。
こじんまりとしたところに、西国・坂東・秩父うつし霊場として百体観音像が安置されています。
時間がとれるのであれば、一体ずつゆっくりと拝観したかったところです。

↓御朱印です。
理覚院の御朱印

 

[スポンサードリンク]

冷水寺・胎内仏資料館

小さなお堂に十一面観音坐像が祀られています。この観音様は鞘仏で、体内仏は聖観音菩薩坐像です。
お堂の横にある“自称・世界で一番小さい資料館”である胎内仏資料館に、体内仏のパネルが展示されています。
体内仏は賎ヶ岳の合戦で柴田勝家の焼き討ちにあって焼けて傷んでしまい、お顔もわからないような痛々しいお姿です。その仏様を納めるために、御本尊が作られたそうです。
冷水寺・胎内仏資料館

↓御朱印です。
冷水寺の御朱印

竹蓮寺

御本尊は宝冠阿弥陀如来坐像(伝聖観音)です。宝冠を被った阿弥陀如来は密教系の特殊な仏様だそうです。
手の形、座り方は聖観音で、如来の特徴である螺髪、衲衣を身に着けているという珍しい仏様とのことですが、不勉強な私は御由緒書きを読むまでわかりませんでした。
竹蓮寺

↓御朱印です。
竹蓮寺の御朱印

西野薬師堂(充満寺)

十一面観音像、薬師如来像が祀られています。どちらも平安時代の作で、重要文化財です。
以前は天台宗の泉明寺というお寺で、伝教大師最澄が薬師如来、十一面観音、十二神将を刻んで納めたとも言われています。
それぞれのお写真が販売されていたので、両方とも購入しました。
西野薬師堂(充満寺)

↓御朱印です。
西野薬師堂(充満寺)の御朱印

さらに続きます。

にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村

にほんブログ村 コレクションブログ 御朱印へ
にほんブログ村

[スポンサードリンク]

【2016年10月】クラブツーリズムのバスツアー(奥びわ湖の美仏10選)に1人参加しました【滋賀バスツアー①】

1年ほど前になりますが、クラブツーリズムの日帰りバスツアーに1人参加しました。
ツアーのタイトルは「<神社仏閣>『奥びわ湖観音御開帳 奥びわ湖の美仏10選と腹帯を巻いた十一面観音像 日帰り』」です。

家に送られてくる冊子を何気なくめくっていたら、「白洲正子さんが愛した十一面観音」というようなうたい文句が目に飛び込んできました。前々から拝観したいと思っていた向源寺の十一面観音立像(国宝)がコースに入っていたので、サイトで詳細を確認してみたら、残席が1でした。
これはもう参加するしかないと思い、ネットで申し込みました。

当日の早朝、まだお店の開いていない名古屋駅の地下街で受付をして、バスに乗り込みます。
バスは3台で、年配の方が多かったです。
御朱印を希望する人は事前に添乗員さんに料金を支払います。持参した御朱印帳ではなく、書置の御朱印をいただくことになります。

向源寺 渡岸寺観音堂

お堂に入って、ご住職のお話を伺いました。
国宝の十一面観音立像の他に大日如来坐像(重文)などが祀られています。
向源寺 渡岸寺観音堂

白洲正子さんの本では、いろいろな仏様が紹介されていますが、その中で最も拝観したかったのがこちらの十一面観音様です。
 

とても美しい仏様なのですが、横から覗いているお顔にゾクリとします。背面の暴悪大笑相を肉眼で見ることができて感激しました。こちらでは絵葉書のセットを購入しました。

↓御朱印です。
向源寺 渡岸寺観音堂の御朱印

浄光寺・日吉神社

日吉神社の鳥居をくぐると、小さなお堂がありました。
御本尊の十一面観音は伝教大師最澄の御自作と伝わっています。
白塗りの観音様で、ところどころ朱色や金色の色彩が残っています。
浄光寺・日吉神社

お堂の横にテントが張ってあり、お写真などが販売されていました。御本尊のお写真を購入しました。
持参したカメラやスマホで写している人もいましたが、カメラマンでもない限り、絵葉書やお写真を購入した方がきれいなお姿を拝めると思います。

↓御朱印です。
浄光寺の御朱印

 

[スポンサードリンク]

「すし慶」で昼食

お昼は「すし慶」さんで天ぷらなど入った御膳をいただきました。
「すし慶」で昼食

昼食後、少し自由時間があったので、近くのお寺にお参りしました。(バスツアーのコースには入っていません。)

木之本地蔵院(浄信寺)

御本尊様は秘仏ですが、境内には写しの地蔵菩薩大銅像があります。日本三大地蔵の一つだそうです。
空海、木曽義仲、足利尊氏、足利義昭が参拝した記録があり、賤ヶ岳の合戦では豊臣秀吉が陣を置いたそうです。
木之本地蔵院(浄信寺)

地蔵菩薩大銅像の足元にはたくさんの「身代わり蛙」の置き物が置いてあります。
このお地蔵さまは目にご利益のある仏様で、「身代わり蛙」は眼病が直るように願掛けをして片目をつむっています。
阿弥陀堂、裏地蔵にも参拝できます。

↓御朱印です。
木之本地蔵院(浄信寺)の御朱印

続きます。

にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村

にほんブログ村 コレクションブログ 御朱印へ
にほんブログ村

[スポンサードリンク]