【2019年12月】南座「吉例顔見世興行」夜の部とお寺巡り(御朱印紹介)【京都一人歩き①】

南座で顔見世の夜の部を観劇するので、観劇の時間までお寺巡りをしました。
ホテルに荷物を預けて、JR二条駅まで歩きます。

神泉苑

二度目の参拝です。
神仏習合で、独特の雰囲気があります。

神泉苑

↓御朱印です。
神泉苑の御朱印

今回は、不動明王、鵜丸、限定書置きの桓武天皇の御朱印をいただきました。
通常は9種類の御朱印ですが、季節によって限定の御朱印もあるようです。

 

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「菜ちゃん」でランチ

たまたま美味しそうなメニューの写真を見つけて、入ってみたら当たりでした。
隠れ家みたいな小さなお店で、入り口から入ってから、奥に進んでよいものか迷いました。

「菜ちゃん」

私は生姜焼きのランチを注文しました。メインの生姜焼きはもちろん、大根の煮物に上品に味か染みていて美味しかったです。

「菜ちゃん」のランチ

JR嵯峨嵐山線に乗って、花園駅で下車します。

法金剛院

律宗の寺院で、御本尊は阿弥陀如来です。
鳥羽天皇の中宮・待賢門院が開基とされます。
通称「蓮の寺」とのことで、ぜひ蓮の季節に訪れたいです。

法金剛院

↓御朱印です。
法金剛院の御朱印

御朱印を書ける方が不在とのことで、書き置きをいただきました。

妙心寺

臨済宗妙心寺派大本山で御本尊は釈迦如来です。
とにかく広かったです。
今風の若い男の子が、境内を歩いているお坊さんにご挨拶している姿があちこちで見られました。

妙心寺

↓御朱印です。
妙心寺の御朱印

退蔵院

妙心寺の塔頭で、御本尊は開祖である無因宗因禅師(妙心寺第三世)です。
枯山水のお庭が素敵でした。
お花の季節ならなお良かったのでしょうが、寂しげな日本庭園というのも好きです。(人が少なくてゆっくりできるので。)

退蔵院

↓御朱印です。
退蔵院の御朱印

長興院

妙心寺塔頭の塔頭です。
広い境内を歩いていたら、「書道御朱印承ります」という置き看板?を見つけたので、行ってみました。

長興院

↓御朱印です。一番右が御本尊様の御朱印です。
長興院の御朱印

他にもたくさん種類がありました。
御朱印には名前を入れていただけます。(もしかして、転売対策なのでしょうか?)

桂春院にも行きたかったのですが、観劇の時間があるので、またの機会にしました。

 

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京の年中行事 當る子歳 吉例顔見世興行 夜の部

南座のまねきを見ると、年の瀬だなぁと感じます。

南座

堀川波の鼓

仁左衛門さんの小倉彦九郎、時蔵さんのお種、梅玉さんの宮地源右衛門です。
不義(不倫)した人の叩かれ方は江戸時代から変わってないんだなぁと、変なところで感心してしまいました。
あきらかにお種に隙があるのが悪いのですが、いかにも人間ができてそうな鼓の先生まで過ちを犯してしまうのですから、「酒は飲んでも飲まれるな」ですね。
仁左衛門様が登場してからは、目がくぎ付けでした。
こんな素敵なダンナ様がいるのに不義なんかしてはダメでしょう。

釣女

愛之助さんの太郎冠者、鴈治郎さんの醜女、隼人さんの大名、莟玉さんの上臈です。
大名と上臈の爽やかカップルの後に、醜女に全部持っていかれてました。番附の写真を見ると、日によってお化粧が違うみたいですね。
キスを迫られて嫌がる太郎冠者の表情がよかったです。(舞台写真を買いました。)
楽しかったです。

 

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魚屋宗五郎

芝翫さんの宗五郎、雀右衛門さんのおはまです。
「魚屋さんがお上に文句を言う姿を見て、庶民はすっとしたのかなぁ」と思いましたが、明治にできた狂言なんですね。
つくづく「酒は飲んでも飲まれるな(2回目)」と思いました。

越後獅子

隼人さん、橋之助さん、千之助さん、莟玉さんによる踊りです。
若手による華やかな打ち出しでした。

今年の顔見世は終演が20:55分と早かったです。
少し物足りないような気もしますが、ホテルでゆっくりできるのはいいですね。

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【2019年11月】出石で「第十二回 永楽館歌舞伎」を観劇~着物でお出かけ~【兵庫県豊岡市②】

出石に向けて出発

旅館の送迎バスで城崎温泉駅に行き、そこから特急こうのとりに乗って、豊岡駅で下車します。さらに、全但バスに乗って、出石に向かいます。
田んぼに囲まれたのどかな道を通り、バスは時刻通りに進みます。
出石のバス停から永楽館はすぐ近くでした。

 

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第十二回 永楽館歌舞伎

なんと今回は、かぶりつきの真ん中というすごくよいお席でした。
永楽館は小さな芝居小屋なのでどこからでもよく見えますが、やはりかぶりつきだと迫力が違いました。

永楽館

↓「コウノトリ育むお米」の新パッケージが売ってました。
コウノトリ育むお米

思わず買って帰りましたが、これ、食べ終わっても袋を捨てられないじゃないですかー。

道成寺再鐘供養 仙石権兵衛出世噺

安珍・清姫の道成寺ものにご当地ヒーロー・仙石権兵衛の逸話を盛り込んだ新作歌舞伎です。
仙石権兵衛が愛之助さん、安珍が澤村宗之助さん、清姫が中村壱太郎さんです。
道成寺の鐘の下で白拍子花子が舞うところはまさしく道成寺ものですが、場面転換して「紀州山中一つ家の場」になると、なんだか雲行きがあやしくなってきます。

上村吉弥さんが仙石権兵衛の生き胆を食らおうとするコワ~い老婆(実は清姫の霊)、上村吉太朗さんが権兵衛さんに一目惚れして逃がしてあげる健気な娘で登場し、なんだか違うお話みたいです。
清姫の霊の怨みは恐ろしく、真っ赤な大蛇になって現れます。
権兵衛さんと大蛇が立ち回りをするのですが、この大蛇がすごいんです。
番附によると「石見神楽大蛇」だそうで、炎を噴きます。
これが歌舞伎座のような大きな劇場ならそれほど驚かないのですが、臨場感あふれる永楽館で炎を噴かれるとドキドキしました。

大詰は鬼女のような清姫と押戻の権兵衛さんが対決。
清姫が権兵衛さんを安珍と間違えて口説くというハプニング(?)がありましたが、無事清姫の霊は成仏し、権兵衛さんが鐘を担いで悠々と花道を去っていきました。

永楽館

滑稽俄安宅新関

安宅の関なので当然富樫左衛門が登場するのですが、愛之助さんのブログタイトルのような富樫ではなく、よぼよぼのおじいちゃんです。
次々やってくる通行人が一芸を披露しては、関所を超えていきます。

山中一つ家で老婆だった吉弥さんは、今度は綺麗な梅川です。吉太朗さんの忠兵衛との年の差カップルだったので、やたらつっこまれてました。
マイクを握りしめて熱唱する吉弥さんと目が合って(勘違いではなく、ちゃんと目が合ったと思ってます)、テンションが上がりました。

壱太郎さんの小桜姫は、大衆演劇のような衣装で、真っ赤な地に薔薇の柄の長襦袢(それも振袖の長襦袢です)が素敵でした。かぶりつきだったので、壱太郎さんの振りまいた花吹雪が着物にかかって嬉しかったです。
「半沢直樹」のBGMとともに国税局査察部統括官もやってきました。公演中にスペシャルドラマの発表があるなんて、タイムリーですね。
皆さんすごく芸達者で、とても楽しかったです。

バスと列車を乗り継いで帰宅

帰りは出石から豊岡駅までバスに乗って、特急こうのとりに乗りました。
時間通りに到着したのですが、乗り継ぎ時間が短くてハラハラしたので、来年は別ルートを考えようと思います。

 

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この日の着物

薄いピンク地に白のぼかしと吹き寄せの柄が入った小紋、ワインと葡萄と苺の柄の半幅帯(ポリエステル)、鶯色に千鳥模様の長襦袢に源氏香の柄のついた半衿です。
根付は木に五枚銀杏が彫られたものです。(昔、どこかの劇場か、その近くのお店で購入しました。)
中にはあしべの汗取り襦袢を着ており、足元は足袋ックスと裏がゴムの草履です。
ショールは宅急便で送ってしまったので、帯付きです。

この日の着物

↓油断して足が開いてますね。
この日の着物

↓前回の永楽館歌舞伎の記事はこちらです。↓

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【2019年10月】歌舞伎座で「芸術祭十月大歌舞伎」を観劇しました【東京で観劇】

神社仏閣にお参りした後、都営地下鉄浅草線で東銀座に向かい、ホテルにチェックインしました。
歩いて歌舞伎座に向かいます。

歌舞伎座 芸術祭十月大歌舞伎 夜の部

いわゆる“とちり席”だったので、舞台全体が良く見えました。
歌舞伎座

通し狂言 三人吉三巴白浪

松緑さんの和尚吉三、愛之助さんのお坊吉三、梅枝さんのお嬢吉三です。お嬢吉三はダブルキャストで、奇数日が梅枝さん、偶数日が松也さんでした。
最初のいかにも歌舞伎座的な義兄弟の契りもいいですが、途中からの退廃的な雰囲気が素敵です。
お坊とお嬢の2人きりの場面はあやしくもあり、空気が濃厚でした。
人間関係が複雑に絡み合っているのですが、物語としては分かりやすく、面白かったです。

二人静

玉三郎さんの静御前の霊、児太郎さんの若菜摘、彦三郎さんの神職です。
お能を元にした舞踊です。綺麗でした。

歌舞伎座

終演後、東京に住んでいる友達と待ち合わせです。
夕食のお店を決めていなかったので、どこでご飯を食べるか話しながら、夜の銀座を少し歩きました。

 

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マロニエゲートの「ヴェトナムアリス」で夕食

まずはスパークリングワインで乾杯です。
前菜からデザートまで、全部美味しかったです。
2人で「ベトナム旅行にも行きたいね」などと話しましたが、一緒に行けるかどうか…

マロニエゲートの「ヴェトナムアリス」

歌舞伎座 芸術祭十月大歌舞伎 昼の部

ホテルに泊まり、翌日昼の部を観劇しました。

歌舞伎座

廓三番叟

扇雀さんの傾城、梅枝さんの新造、巳之助さんの太鼓持の華やかな舞踊です。
舞台には傾城の豪華な打ち掛けがかけられていました。
しばらく時代扮装してないので、あんな打ち掛けを羽織ってみたいなぁと思って見てました。

御摂勧進帳

松緑さんの武蔵坊弁慶、愛之助さんの富樫左衛門です。
歌舞伎十八番の緊迫感溢れる安宅の関とは違って、おおらかでユーモラスでした。
“芋洗い”の場面は、「エェ~!?」と思いました。

歌舞伎座

蜘蛛絲梓弦

愛之助さんの五役早替わりの舞踊です。
いろいろな役がいろいろなところから登場したり、退場したりします。(座頭の舞台写真だけなかったのは、やっぱり座頭姿じゃ売れないと思ったのかしら?)
薄雲太夫が着ていた蜘蛛の巣と落ち葉の打掛を見て、「こんな柄の着物がほしい」と思いましたが、普段のお出かけで着るにはそぐわないかもしれません。
楽しい一幕でした。

 

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江戸育お祭佐七

寺嶋眞秀君(しのぶさんの息子さん)と亀三郎君の道行の踊りが可愛かったです。
菊五郎さんの佐七が亀三郎君を見て「よく覚えたなぁ…」と呟いてましたが、結構長い振り付けで、小さいのに立派でした。
恋敵をやっつけて、スカッして終わるお芝居かと思っていたら、最後は悲劇で驚きました。敵役の侍と悪い継母に騙されて、結局殺されてしまうなんて、小糸が可愛そうでした。

雨予報だったので洋服にしましたが、結局降られなかったので、着物で行けばよかったなぁ。

↓前回の歌舞伎観劇の記事はこちらです。↓

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