【2019年6月】歌舞伎座で「六月大歌舞伎」昼の部を観劇【東京で観劇②】

築地のホテルに一泊し、朝、雨の中歌舞伎座に向かいます。
開演前に木挽町広場を見て回ります。

↓かぶきにゃんたろうの像がありました。
かぶきにゃんたろうの像

時間があったので、屋上庭園にも行きました。
晴れていればよかったのですが、天気が悪くて残念です。

屋上庭園

歌舞伎座 六月大歌舞伎 昼の部

歌舞伎座 六月大歌舞伎

夜の部の新歌舞伎に対して、昼の部は正統派の古典歌舞伎です。

 

[スポンサードリンク]

寿式三番叟

幸四郎さんと松也さんの三番叟が激しく踊ります。
疲れてうとうとしてしまったのですが、三番叟が足を踏み鳴らす時に、「バンッ!」と大きな音がするので、完全に眠らずにすみました。(あれ、板割れないのかしら?)
お二人とも涼しい顔で踊っていましたが、すごい運動量だと思います。

女車引

「車引」の三つ子の奥さんたち(魁春さん、雀右衛門さん、児太郎さん)が登場して踊ります。
短い一幕ですが、華やかです。

梶原平三誉石切

吉右衛門さんの梶原平三は、なんというか、オーラが違いますね。
名刀を手にしてにこにこ嬉しそうに見つめていたり、歌六さん演じる六郎太夫を助けようと思案していたり、わざとらしくないけど、見ていてわかるところがいいです。
梢役の米吉さんが本物の女の子みたいに可憐でした。あんな風に可愛く生まれたかった!

恋飛脚大和往来 封印切

仁左衛門さんの忠兵衛が素敵でした。
花道に立つ姿がすらりとしていて、江戸時代の体形じゃないと思いました。
小判がシャラシャラと手から零れ落ちるところがきれいです。
愛之助さんの八右衛門は、忠兵衛に向かって「味ぃ~な金であったなら…」とすごむところが怖かったです。
松嶋屋型の八右衛門は、成駒屋型の八右衛門よりイヤな奴になっているという印象を受けました。(成駒屋型の八右衛門はもうちょっと可愛げがあったように思います。)
そこが、忠兵衛が自分から封を切るか、うっかり封が切れてしまったかの違いかなぁとも思います。

 

[スポンサードリンク]

 

帰宅したら、ファンケルの株主優待の案内が届いていました。
何を選ぼうか迷います。
使ったことのない製品を選んでみようかな。

↓前回の歌舞伎観劇の記事はこちらです。↓

にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村

[スポンサードリンク]

【2019年6月】歌舞伎座で「六月大歌舞伎」夜の部を観劇【東京で観劇①】

横浜から東京に向かい、まずはホテルにチェックインをすませました。
外に出たら、雨が降ってました。

歌舞伎座 六月大歌舞伎 夜の部

歌舞伎座 六月大歌舞伎

久しぶりの歌舞伎座です。
なかなかチケットが届かなくてやきもきしたのですが(夜の部は早々に売り切れ)、無事観劇できてよかったです。

 

[スポンサードリンク]

月光露針路日本 風雲児たち

歌舞伎なのに全編舞台がロシア(と海の上)です。
幸四郎さん、猿之助さん、愛之助さん、白鸚さんがメインキャストの、一風変わった歌舞伎でした。
冒頭に現れた教授風の松也さんがいい意味で胡散臭かったです。(後から登場する八嶋智人さんもすっごく胡散臭かったなぁ。)
途中、ロシア語だけで物語が進む場面があり、字幕がほしいと思いました。

幸四郎さん演ずる大黒屋光太夫はカムチャッカからサンクトペテルブルクに移動してましたが、飛行機のない時代にすごいですよね。(日本の隣からフィンランドの隣まで移動してるんですから。ロシアって本当に広大です。)
ソリを引くシベリアンハスキーたちが可愛かったです。

風雲児たち

猿之助さん演ずる女帝エカテリーナ2世が「ロシアはゆるがぬ」と豪語する場面では、エカテリーナ宮殿やクレムリンの武器庫の宝物を思い出して、さもありなんと思いました。
白鸚さんのポチョムキンははまり役でした。
竹三郎さんと寿猿さんのカップルが素敵で、「いくつになってもときめきを忘れちゃダメよね」と思いました。

仲間がだんだんと減っていき、庄蔵と新蔵(猿之助さんと愛之助さん)は自ら別れを選んだのに、土壇場で「日本に帰りたい!」と光太夫にすがる場面がリアルでした。
最後、日本を目の前にした光太夫の台詞には、涙、涙…
切ない気分を残しつつも、カーテンコール&スタンディングオベーションで心地よく終わったという感じです。

 

[スポンサードリンク]

 

終演後、東京在住の友達と待ち合わせ、お酒を飲みながら色々話しました。
この年になると、人生いろいろありますね。(しみじみ)

↓スパークリングワインとチーズです。
スパークリングワインとチーズ

流石に銀座のお店は結構なお値段でした。(美味しかったですが。)

にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村

続きます。

[スポンサードリンク]

【2018年5月】東京芸術劇場プレイハウスで「酒と涙とジキルとハイド」を観劇しました【東京日帰り旅②】

思っていたより時間がかかり、劇場に到着したのは開演10分前でした。
遅れるのではないかと少し焦りました。

東京芸術劇場プレイハウス「酒と涙とジキルとハイド」

初演を見ているので、2回目の観劇になります。
登場人物は片岡愛之助さん(ジキル)、優香さん(イヴ、ハイジ)、藤井隆さん(ビクター、ハイド)、迫田孝也さん(プール)の4人だけのドタバタコメディです。
東京芸術劇場プレイハウス「酒と涙とジキルとハイド」

ジキル博士は人間の善悪を分離させる薬を開発していて、その発表会が明日に迫っています。もちろん、そんな薬ができるはずはありません。
博士は「替え玉作戦」として、俳優のビクターに博士の悪の部分=ハイドを演じてもらい、発表会を乗り切ろうとします。替え玉作戦の練習中に、ジキルの婚約者で、恩師の娘であるイヴがやってきます。
イヴはワイルド?なハイドを好きになってしまい、自分も薬を飲んで(思い込みによって)ハイジというガラの悪い女性に変身してしまいます。

ジキルはイヴが好きだけど、イヴが好きなのはハイドです。
イヴがハイドについていくためには、自分の殻を破ってハイジにならないといけません。
でも、ハイジが好きなのは、ハイドではなくジキルです。
ビクターはイヴが好きだけど、イヴが好きなのはジキルの悪の面であるハイドであって、ビクターではないようです。

博士の助手のプールが、そんな複雑な人間関係を一歩引いた立ち位置で冷静に眺めながら引っ掻き回します。(プールがピリッとしたアクセントになっていて、素敵なのです。)

 

[スポンサードリンク]

 

首謀者なのになぜか巻き込まれているように見えるジキル、裏表のどちらの面もチャーミングなイヴ、振り切りっぱなしで汗びっしょりのハイド、クールな傍観者で陰の黒幕みたいなプール… 2回目の観劇なのに、面白くて笑いっぱなしでした。

三谷さんはパンフレットで「笑いしかない作品」と言っていましたが、全ての登場人物が自分の好きな人に“本当の自分”を好きになってもらえないという、大笑いした後に少ししんみりする作品だと思います。

改めて、初演のDVDを見てみたら、ずいぶんと印象が違いました。
同じお芝居なのに、今回の方がずっと良かったと思います。役者さんってスゴイですね。
さすがに再演のDVDは出ないかな。

帰りにパンフレットを買いました。
ワインも売っていましたが、持ち帰るには重いのでやめました。

終演後、幼馴染と待ち合わせて、LUMINEのレストラン街でお茶しました。
タピオカビュッフェで、タピオカを食べながらいろいろ話しました。
気の置けない相手とのおしゃべりはストレス解消になりますね。

東京駅でお土産にミルフィーユのお菓子を買って帰りました。
ミルフィーユのお菓子

↓以前の歌舞伎観劇の記事はこちらです。↓

にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村

[スポンサードリンク]